@article{oai:soka.repo.nii.ac.jp:00041001, author = {向江, 千絵 and Chie, MUKAE}, issue = {44}, journal = {創価大学大学院紀要, The bulletin of the Graduate School, Soka University}, month = {Mar}, note = {『観音義疏』に引用される中国で成立した他の注釈書、仏教文献をとりあげ、智顗(天台家)独自の観音品解釈や、他の注釈書からの影響を明らかにすることを目的として論じた。『観音義疏』に出る引用について、『妙法蓮華経文句』(以下『法華文句』)釈観音品、『法華経義記』(以下『法華義記』)、『法華義疏』と比較した結果、『観音義疏』が『法華義疏』、もしくは『法華義疏』が参照した他の著作を参照し、編集した可能性が考えられる。ただし、『観音義疏』の著者が智顗ではない第三者であるとしても、ほぼ全てが吉蔵を参照した内容なのではなく、天台家独自の解釈も表れていると筆者は考える。また、『観音義疏』の内容が智顗の初期の解釈で、後に『法華文句』の解釈へと変遷していったと考えられる箇所も明らかにした。}, pages = {77--92}, title = {『観音義疏』の基礎的研究 -引用の特徴を中心に―}, year = {2023} }