@article{oai:soka.repo.nii.ac.jp:00039409, author = {宮川, 真一 and MIYAKAWA, Shinichi}, issue = {1/2}, journal = {SOCIOLOGICA}, month = {Mar}, note = {第二次世界大戦終結後,当時の東側世界を代表するソ連は対日占領に積極 的に関与した。シベリア抑留者に対する政治教育は,占領期におけるソ連対 日政策の一環をなすものである。シベリア抑留者にとって『日本新聞』は唯 一の日本語新聞であり,同紙はソ連が抑留者を教育する最も重要な手段であ った。同紙はさまざまな分野から天皇および天皇制を徹底的に批判している。 それらの報道から描かれるのは,処罰されるべき「戦犯第一号」としての天 皇像であり,打倒されるべき「人民の敵」としての天皇制像である。同紙の 描く天皇像は,占領期ソ連の天皇および天皇制に対する政策を浮き彫りにし ている。すなわち,ソ連はシベリア抑留からの帰還者を通し,戦犯としての 天皇の処罰と天皇制の廃止を推進しようとしたのである。}, pages = {151--170}, title = {占領期ソ連のシベリア抑留者教育 ─『日本新聞』の描く天皇像─}, volume = {42}, year = {2018} }